「な~んか」の、ため!
どおも。
んだっちゃです。
早いもので1月も後半になりました。
料理人にとって年明け前後は
毎年のことながらバッタバタです( ;∀;)
中でもおせち料理は
一年の仕事を締めくくる一大イベントです。
気が遠くなるような仕込みの日々に
身も心も疲労が
っパネェーっす(;´Д`)
僕の店では三段重のおせちのみを
限定30卓だけの対応となります。
っていうのも、
僕は料理人としてのすべてをかけて
本気でおせち作りに取り組みます!!
例えば
「柚子の甘露煮」
- 生の黄柚子をよく洗います。
- 外皮だけすりおろします。(穴があかないように表面が白くなるまで)
- 縦半分に切り、中の果実を骨抜きでむしり取ります。
- 米ぬか(より白く、そして余分なアクを抜く)といっしょに皮がある程度柔らかくなるまで湯がいていきます。
- 冷水にとり、皮の内側の太い繊維を骨抜きでそっと取っていきます。
- 今度は先ほど付着した糠や、糠臭を取るためにもう一度湯がきます。
- 冷水にとり、網バットの上に丸めて並べて蒸します。
- 蒸し終わったら丘上げ(そのまま常温で冷ます事)して、蒸気を飛ばして柚子の中の水分を抜きます。(この作業までで下準備完了)
- 鍋に柚子が直接当たらないように、濡らして裂いた竹皮を敷きます。そこに柚子を並べて薄蜜で煮含めていきます。(火加は常に減注意)
- 途中甘さ加減を調節しながら薄蜜がトロトロしてきたら自然に冷まして味を含ませます。
- 切り分けて完成!!!
ふぅぅぅ...
思い出すだけで疲労感がっ(;´Д`)
*見た目が編み笠の形に見えることから
「編み笠柚子」
ともいうんでやんすよ(*´з`)
こうやって手間暇かけて作った料理を
食べていただいたお客さんが
「うわぁ~。 すごーい! コレ柚子なんだぁ。
な~んかおいしい(*´▽`*)」
...そう。
...その、
「な~んか」
その言葉の中に料理人たちの手間と、
食べて頂くお客さんへの想いが
表されてるんだと思うんですよ(*^▽^*)
ってか、僕はそう思います!
おせち料理の全てが
これだけの工程を踏んでるわけではありませんが、
うちのおせちの場合
全43品の中に同じように
手間と時間をかけた料理がたくさんあります。
おせちの深ぁ~い話しはまだまだたくさんありますが
今日はこの辺にしておきます(;^_^A
もちろん、
おかげ様で毎年
完売です(^O^)